不登校の理由

六年年になって不登校中のハナさんですが、こちらとしても何とか学校に行って欲しいので、色々と理由を聞くのですが、返ってくる答えは 「分からない」 です。

今、思うとここで自分達大人の考えを優先させてしまった為、致命的な間違いを犯してしまいます。

自分(大人)の考え

「分からない」 と聞いた時、正直、そんな事あるか!!と思いました。
分からない事には必ず理由や原因があり、その原因について考慮し、解決するのが当然で、これは今でも間違っているとは思いません。
でも、それは大人の環境での考えや自分の経験してきた考えなんです。

本当にハナさんは理由が「分からない」 のです。

ハナさん(子供)の考え

まだ大人の考えで行動していた自分は、何とか理由を探ろうとし、そこから聞き出せた内容で更に混乱します。

  • 朝起きると何か体調がすぐれないが、熱などはない
  • 家を出るまでは頑張ろうという気持ちが強い
  • 家から出ると行きたくない気持ちが強くなる
  • 学校に近づくと足が動かなくなる→家に戻る
  • 行けない理由は分からないし、特にない
  • 家にいる間は普通に明るい
  • 出掛ける事は問題ない

理由が分からない事なんてあり得ない。家にいる間はゲラゲラ笑っていましたし、学校以外に出掛ける事に問題ありません。
ハナさんは考えるのが面倒だから、学校に行くのが嫌だからそう答えているんだ。
こう考えてしまった為、自分も含め周りは甘えているから行けないと決めつけ、無理矢理にでも学校に行かせようとします。
結果、キツい言い方になっていき、自分も大きな声で叱った事もあります。

そうなるとハナさんとしては

「学校の先生も、味方だと思っていた親までも誰も自分の言うことをわかってくれない。」

いう思考になってしまい、

「周りの大人が怖いから行けない」

という理由が出来上がってしまいました。

そう、理由がなかったはずなのに、自分たちの行動で理由ができてしまったのです。

理由が無いことも立派な理由

このことに気づいたときは時既に遅し、ハナさんは全く学校に行くことが出来なくなってしまいました。
正直、自分の行動で更に学校に行けなくなってしまったことはショックでした。
ですが、ハナさんもそれ以上にショックを受けています。

ただ、このままでいいとはハナさんも思っておらず、今でも学校に行けない事には苦しんでいます。
時間は掛かるかもしれませんが、少しでも改善出来るようにしてあげたいです。

ブログ開設

今、うちには若干、不登校気味の小6の長女がいます。
ただ不登校といっても全く学校に行かないと言う訳ではなく、テンションが高い時には普通に行きます。
では、テンションが低くなった時に上げるようにすればいいんじゃない?とは思うのですが、そうは簡単にはいきません。何せ、本人がテンションが低くなる理由が分からないと言うからです。
最近は小児うつが増えてるとは聞いていたので、もしかするとこれはうつ病なのだろうかとも思いつつ、情けないですが認めたくないと思う自分がいました。

ただこの子が恵まれているなと思うのは学校の先生やお友達、周りの大人達が時には厳しく、時には優しくも接し続けてくれます。
今と昔は違うものの正直、自分が子供の頃にこんな子がいたら直ぐに仲間外れにされて孤立していたと思います。昔のイジメはストレートでしたから。。。

学校というのは楽しいばかりではありませんが、親としてやはり学校には楽しくいってもらいたと思います。

まだ我が子に対してどのように接していけばいいのか正直、分からないところはあります。
本ブログは同じような境遇の親御さんと情報を共有し、解決できたらいいなと思い、開設しました。

願わくば、1度しかない小学生という時間を楽しく過ごしてもらいたいものです。